税理士を目指している方へ
税理士は働きながらチャレンジできる資格です。コツコツと1科目ずつ受験できるのが最大の魅力ですが、資格取得までに何年もかかるのでモチベーションの維持が最も難しいかもしれません。
頑張っても報われず、不合格になる年もあるのが常ですが、弱い自分に打ち勝ち合格した暁には素晴らしい世界が待っています。
税理士試験 Q&A
Q 仕事との両立は可能ですか？
毎日30分でも1時間でも勉強する習慣を身に着ければ合格できます。
受験期間中は、飲み会やネットサーフィン等 控えめにする必要ありです！
修行僧の様な日々だと思ってください。
Q どうやって勉強すれば良いですか？
専門学校に行くことをお勧めします。税法改正は毎年ありますので、独学では難しいと思います。
特に理論対策は予備校の授業を受けた方が合格率アップするはずです。私はO専門学校にて通信で勉強しました。
Q 資格取得までに何年くらいかかりますか？
個人差はありますが、毎年1科目合格すると仮定しても5年はかかると思います。
早い人ですと3年くらいで合格する人もいる様です。私は何度も落ちたので9年かかりました。
Q 受験科目を教えてください
簿記論、財務諸表論、消費税法、法人税法、国税徴収法（実務で使用した事ありません）の5科目です。
いち早く合格を勝ち取る為の科目選択、今後の業務を見据えての科目選択 どちらも正解だと思います。
Q いつ勉強していましたか？
空いている時間があれば常に勉強。信号待ちでも勉強していました。プライベートでも常に理論サブノート（通称：理サブ）を持ち歩いて、ブツブツ念仏の様に理論を唱えていました。
とにかく諦めない強い気持ち（モチベーション）が一番必要だと思います。
受験科目について
簿記論
とにかくスピード重視・取捨選択が重要な科目です。
取引を見たらすぐ仕訳をイメージ出来る様になったのは、簿記論受験のおかげかもしれません。一方受験以来見た事もない仕訳も多数あります。
財務諸表論
今まで何気なく覚えていた科目体系ですが、財務諸表論を学習してからは意識が変わりました。科目の体系や、科目の意義、考え方等の理解を深める事は実務上重要ですので★5つとしました。
受験当時の得意科目のひとつで、難易度もそれほど高くないと思います。
消費税法
実務で一番活用する場面が多いのが消費税だと思います。初めての税法科目で受験しましたが、非常に覚えにくい条文で苦労した記憶があります。
インボイス制度や複数税率の導入など、ミニ税法なの？と感じるくらいのボリュームがありますが、とても役に立つ科目だと思います。
法人税法
3度目の正直で合格した科目。とにかくボリュームが多く、問題の出題が多彩な法人税ですが、実務で役立つ内容が盛り沢山です。受験していれば実務上でも大抵の事は悩まず対応できる様になります。
必須選択科目の所得税と悩みますが、法人契約を主として業務を考えている方には必要だと思いますので★5つとしました。
国税徴収法
いち早く合格をしたかった為、ボリュームが少なく理論だけの出題というだけで受験しましたが一度落ちました・・・。2度目で無事合格できました。実務には全く直結せず関わりの薄い科目の為、理論が全く頭に入らず苦労しました。実務で使用した事はなく、使用する事もおそらく無い為実務を重視する方にはお勧めしません。1日でも早く合格を目指す方にはおススメします。